本日は、カナダ中銀(BOC)が政策金利である翌日物貸出金利を発表する。市場では0.75%に据え置きの予想が優勢ではあるが、1.00%への引上げ予想も少なからず存在する。某通信社による現地エコノミスト調査では29人中6人が利上げを予想しているといった具合だ。据え置き予想が優勢とはいえ、見方が割れている以上、BOCの決定がどちらであっても市場は敏感に反応するだろう。以下、(1)予想通り0.75%に据え置きのケースと、(2)1.00%に利上げのケースについて、市場の反応を考察してみたい。

 (1)予想通り0.75%に据え置きの場合は、決定自体はサプライズになりにくく、声明に次回(10月会合)の利上げに向けて、地ならし的な文言が盛り込まれるかが焦点となる。a)利上げ示唆あり、ならカナダドル高、 b)利上げ示唆なし、ならカナダドル安の反応が見込まれる。

 (2)1.00%に利上げの場合は、それ自体がある程度のサプライズとなり、カナダドル高を誘発するだろう。ただ、2次反応はやはり声明がカギとなりそうだ。c)利上げスタンス継続なら、カナダドル一段高が見込める一方、 d)利上げスタンス示さず、の場合はカナダドルが反落する可能性もある。

(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)