昨日のドル/円は、朝方こそ109.80円台へと上昇したが、その後は下落基調を強め、NY市場では108.60円台まで下値を切り下げた。北朝鮮をめぐるリスクのほか、米南部に接近中の大型ハリケーン「イルマ」への警戒感が投資家心理を圧迫。米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事が「低インフレのなかで利上げに慎重になるべき」との見解を示した事もドルの重しとなった。

 こうした流れを引き継いで、本日のドル/円は108.50円台に続落しており、再び年初来安値(108.134円)が視野に入ってきた。これまで約半年に渡り下値をサポートしてきた108円台は重要なチャートポイントだ。今回も踏みとどまる事ができるか、あるいは下抜けして下落トレンドを強めるのか、重要な攻防戦となりそうだ。足元で崩れ気味の主要国株価や、年初来の最低水準に低下した米長期金利(10年債利回り)の動向が焦点となろう。また、米8月ISM非製造業景況指数(23:00)の結果も注目される。

 本日の予想レンジ:108.100-109.300円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)