昨日のドル/円は、110円台を維持できずに反落。一時8月16日以来の高値となる110.67円前後まで上昇したが、米個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)がコア・前年比で1年7カ月ぶりの低い伸びに留まった事などから、米長期金利が低下する中、NY市場終盤には109.88円前後まで下落した。

 インフレ鈍化基調の中では米連邦準備制度理事会(FRB)が、年末までに今年3回目となる利上げに動く可能性は低いとの見方が広がった。こうした中、本日発表される米8月雇用統計(21:30)では平均時給の伸び率に注目が集まろう。秋口以降のインフレ上昇を覗わせる内容でなければ、たとえ雇用者数や失業率が良好でもドルの上昇は限られる公算が大きい。なお、8月平均時給の市場予想は前月比+0.2%、前年比+2.6%となっている。

 本日の予想レンジ:109.400-111.100円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)