イワキ <8095> は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。ジェネリック医薬品関連の好調や化学品の収益改善で、17年11月期通期の利益予想を増額修正している。大幅増益予想だ。株価は日柄調整一巡して上値を試す展開が期待される。
 
■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社
 
 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。
 
 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。
 
 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。中期経営計画(16年11月期~18年11月期)では、目標数値として18年11月期の売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げている。
 
■17年11月期通期は利益を増額修正して大幅増益予想
 
 今期(17年11月期)通期の連結業績予想は7月27日に売上高を減額、利益を増額修正した。前回予想(1月12日公表)に対して、売上高は10億円減額して前期(16年11月期)比3.4%増の570億円、営業利益は1億40百万円増額して53.5%増の15億円、経常利益は2億50百万円増額して54.1%増の16億50百万円、純利益は60百万円増額して9億円(前期は8百万円)とした。配当予想は据え置き前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は21.8%となる。
 
 医薬・FC事業でジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の収益改善も進展する。岩城製薬における損害賠償金および遅延損害金の合計見込み額4億33百万円を特別損失に計上するが、第2四半期累計に計上した特別利益も寄与する。
 
■株価は日柄調整一巡して上値試す
 
 株価は7月10日に06年来高値圏となる480円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが高値圏で堅調に推移している。
 
 8月28日の終値431円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS27円50銭で算出)は15~16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS506円23銭で算出)は0.9倍近辺である。時価総額は約148億円である。
 
 週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近している。日柄調整一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)