イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、前週末に米ワイオミング州ジャクソンホールで講演を行ったが、金融政策に言及する事はなかった。12月の追加利上げへの言及どころか9月のバランスシート縮小開始にも一切触れなかったため、市場から「ハト派的」と受け止められた。

 これを受けてドル/円相場は日足一目均衡表・転換線の上抜けに失敗。上値の重い展開となっており、再び108円台後半のサポートが試される場面もありそうだ。カギを握るのは、米長期金利の動向であろう。本日のNY市場では、米国債入札(2年債260億ドル、5年債340億ドル)が予定されており、入札結果には注意が必要だ。強い需要が見られれば長期金利が低下してドル安圧力となる一方、応札が鈍ければ金利上昇とドル高に繋がりやすい。足元で米10年債利回りが2.16%台まで低下して約2カ月ぶりの低位にある事が入札にどのような影響を及ぼすのか注目される。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)