市場の関心は、各国の中央銀行のトップが集うジャクソンホール経済シンポジウムに集まっている。シンポジウムではイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演(23:00)が予定されており、9月のバランスシート縮小開始や12月の追加利上げについてどこまで踏み込むかが焦点だ。バランスシートの縮小に関しては、市場が9月開始をほぼ織り込んでいる一方、12月利上げの織り込み度合いは5割以下に留まっている。このため、追加利上げへの言及があれば市場へのインパクトは大きくなると考えられる。

 もっとも、同シンポジウムは学術的な色合いが濃いものであり、講演者は必ず金融政策に言及しなければならないという縛りがある訳ではない。元来が慎重派のイエレンFRB議長が、金融政策について踏み込んだ発言を行わない事も十分に考えられる。また、同シンポジウムではドラギ欧州中銀(ECB)総裁も講演を行う(28:00)。こちらは、量的緩和の縮小開始や為替レート(ユーロ高けん制)への言及が注目されており、内容次第ではドル/円相場への波及も考えられるため注意しておきたい。

 本日の予想レンジ:108.700-110.300円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)