明朝(日本時間10時30分)に発表予定の豪7月雇用統計に注目が集まっており、市場予想は失業率が5.6%(6月5.6%)、就業者数が2.00万人増(6月1.40万人増)、労働参加率が65.0%(6月65.0%)となっている。緩やかな雇用拡大基調が続くという、豪中銀(RBA)の見立てに沿った市場予想であり、予想よりも結果が良好なら豪ドル高、不良なら豪ドル安の素直な反応が見込まれる。
 
 もっとも、RBAは雇用の拡大基調に反して賃金の伸びが鈍い事を気にしており、前回の声明でもこの点に対する懸念が示されていた。なお、本日発表された豪4-6月期賃金指数は、前年比+1.9%と4期連続で過去最低水準に留まっている。こうした中では、明日の7月雇用統計が多少良好でも利上げ期待に繋がる公算は小さいだろう。
 
 豪ドル/円相場は、85.40円台の1カ月半ぶり安値を付けた11日以降はやや持ち直しており、足元では86円台後半で推移している。ただ、現状で10%未満に留まる年内の利上げ確率(豪金利デリバティブ市場の利上げ織り込み度合い)が上昇しない事には、豪ドル/円の戻りにも限界がありそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)