ディップ <2379> は、前週末4日に15円高の2307円と反発して引けた。円高進行に伴い輸出関連の主力株などの上値が重くなり、内需株買いシフトが強まるなか、今年7月11日に発表した同社の今2018年2月期第1四半期(2017年3月~5月期、1Qに)の好決算を見直し、業績上ぶれ期待を込めた好業績株買いが再燃し、8月末に権利付き最終日となる中間配当の権利取りの買い物も交錯した。8月29日には厚生労働省が、有効求人倍率の7月分の発表を予定しており、今年6月分が、43年4カ月ぶりの高水準となり、7月分も続伸が観測されていることも、同社の連続最高業績更新の追い風となるとして先取り買いされている。
 
■キャンペーン効果で「バイトル」、「はたらこねっと」の契約社数・掲載情報数とも大幅増
 
 同社の今2018年2月期1Q業績は、前年同期比19.9%増収、17.1%営業増益、17.2%経常増益、24.3%純益増益と続伸し、期初予想の今期第2四半期(2017年3月~8月期、2Q)累計予想業績に対する利益進捗率は、64~67%と目安の50%を上回った。4月に307名の新卒社員を採用し2拠点の営業拠点を新設、3拠点を増床移転するとともに、5月からはメディア事業のイメージキャラクターに「乃木坂46」を起用するなどプロモーションを積極化しており、日本最大級のアルバイト・パート求人サイト「バイトル」の月間契約社数(平均)が、前年同期比1951社増の1万2494社、掲載情報数も、同4万5290件増の17万7334件、派遣社員の求人情報提携サービスの「はたらこねっと」も、同様に556社増、3275件増と好調に推移したことなどが寄与した。
 
 今期2Q累計・2月通期業績は、期初予想を据え置き、このうち2月通期業績は、売り上げ380億円(前期比14.5%増)、営業利益105億円(同15.1%増)、経常利益105億100万円(同14.9%増)、純利益70億2300万円(同13.9%増)と見込まれているが、今期1Q業績の高利益進捗率や高水準の有効求人倍率に現れている人手不足の深刻化などから上ぶれ期待を高めている。前期業績も、昨年9月に期初予想を上方修正するとともに増配を発表しており、同様の展開となる可能性が強い。なお今期配当は、年間39円(前期実績36円)と連続増配を予定している。
 
■25日線での三角保ち合いを上放れPER18倍の割安修正で年初来高値に再チャレンジ
 
 株価は、前期配当の記念配当の再増配を好感してつけた年初来高値2678円から地政学リスクなど全般相場の波乱展開が響き、2157円まで調整し、下げ過ぎとして2593円までリバウンドし、再度の調整安値2224円からは今期1Qの好決算に証券各社の目標株価引き上げがオンして年初来高値目前の2629円まで短期400円高してほぼ往って来いとなり、25日移動平均線水準での三角保ち合いを続けている。PERは18倍台と相対的に割安であり、内需株人気を拡大させて保ち合いを上放れ年初来高値への再チャレンジに弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)