昨日のドル/円は、NY市場で一時109.80円台まで下落して、6月15日以来の安値を付けた。米7月ISM非製造業景況指数が市場予想を下回った事などから米10年債利回りも6月末以来の水準に低下しており、ドル安の流れを後押しした。本日は米7月雇用統計(21:30)が最大の注目材料となるが、足元の地合いはネガティブな数字に敏感に反応しそうなムードと言えるだろう。

 市場予想は非農業部門雇用者数18.0万人増、失業率4.3%、平均時給前月比+0.3%、同前年比+2.4%などとなっている。中でも、焦点はやはり平均時給であろう。雇用者数や失業率がそこそこの結果でも、賃金の伸びが加速しない事には、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ期待は高まりそうにない。

 ドル/円は、重要サポートラインの52週移動平均線(執筆時110.077円)付近で推移しており、本日の週足終値が同線の上下どちらになるかによって、来週以降の見通しが変わる可能性もある。その意味でも、本日の米7月雇用統計の結果が重要となりそうだ。

 本日の予想レンジ:109.000-111.100円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)