■クレジットカード業界では大規模なシステム統合や更新のほか、システム投資の件数が増加
 
 金融決済システム構築のインテリジェントウェイブ <4847> (JQS)は2日引け後、17年6月期業績を発表した。売上高については、過去最高の84億69百万円と初の80億円台となった。そして、続く今期18年3月期も初の90億円を見込むことから、今期も好調に推移し、事業拡大に拍車がかかるものと予想される。
 
 利益面については、16年6月期が対前年期比で営業利益49.8%増、経常利益52.3%増、純利益28.5%増と大幅増益であったが、17年6月期は、営業利益は下回ったものの、経常利益、純利益は16年6月期の大幅増益をさらに上回ったことから、好調に推移したといえる。
 
 その結果、17年6月期業績は、売上高84億69百万円(前期比17.5%増)、営業利益7億02百万円(同4.0%減)、経常利益7億66百万円(同2.1%増)、純利益5億47百万円(同6.6%増)であった。
 
 同社の主要な事業領域であるクレジットカード業界では大規模なシステム統合や更新のほか、システム投資の件数は増加しており、事業機会も拡大してきた。その様な状況の中で、主に大型のシステム開発案件や、キャッシュレス社会の推進を背景とした決済手段の多様化に係るシステム開発案件の引合いや商談が活発に推移した結果、受注実績が増えたことで、売上高も増加した。また、サイバー攻撃による被害を受けた事案が連続して発生しており、同社が取扱う対策製品に係る売上高も増加した。
 
 好業績となったことから、配当については、当初の6円を上回る7円とした。また、株主還元策について、総合的に検討を重ねた結果、株主への公平な利益還元のためには、期間業績に応じた利益還元を行うことがより適切であると判断し、優待制度を廃止することも発表した。
 
 今期については、クレジットカードのブランド統合による大型案件の開発が本格化し、売上の増加に貢献することが予想されることもあり、今期18年6月期業績予想は、売上高90億円(前期比6.3%増)、営業利益8億50百万円(同21.0%増)、経常利益8億70百万円(同13.5%増)、純利益6億円(同9.7%増)と増収増益を見込む。
 
 なお、同日、中期事業計画の策定を発表している。具体的な数値目標として、19年6月期売上高100億円、営業利益14億50百万円、20年6月期売上高105億円、営業利益16億円を掲げている。
 
 同社は、クレジット関係のシステムでは、トップクラスであることから拡大する需要を取り込み、業績は好調に推移することが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)