昨日のドル/円は、節目の110円ちょうどを割り込むなど、一時ドル安の流れが強まる場面があった。注目された米6月PCEデフレーターや米7月ISM製造業景況指数は予想の範囲内の結果であったが、米7月自動車販売が振るわず米国債利回りが低下した事が重しとなった。

 ただ、NYダウ平均が5営業日連続で史上最高値を更新するなどリスク選好的な市場環境の中、下値では買いが入り、110.30円台に戻して日足陽線引けとなった。長期サポートの52週移動平均線にタッチして小反発したこの動きが、ひとまず底入れなのか、単なる下げ一服に過ぎないのかを見極める上で、本日の展開が重要になりそうだ。

 もっとも、底入れムード醸成のためのハードルはかなり高い。少なくとも111.00円台にある一目均衡表の雲や転換線を上抜ける必要があろう。仮に、再び52週移動平均線(執筆時110.085円)を下抜けるようだと下値追求ムードも再燃する可能性がある。

 本日の予想レンジ:109.500-111.100円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)