7月31日のスポット金は小幅上昇、前日比0.20ドル高の1トロイオンス=1269.20ドルで引けた。目先の利益確定の売りが優勢となり、前日付けた1カ月半ぶりの高値1270.60ドルを超えなかった。
 
 この日の午後、米ホワイトハウスはトランプ米大統領が21日に任命したばかりのスカラムチ広報部長を解任したと発表した。幹部交代が相次ぐ政権の運営巡る不透明感が意識され、安全資産とされる金への資金流入が金価格を支えた。また、外為市場でドルが対主要通貨が下落したことも金買いを誘った。
 
 WTI原油先物は続伸、前日比0.46ドル高の1バレル=50.19ドルで取引を終えた。高値は50.40だった。有力産油国の南米ベネズエラの政情不安が原油の供給減につながるとの見方が強まった。
 
 ベネズエラは30日に制憲議会選挙を実施。開票結果を受け、マドゥロ大統領は憲法改正に向け国民の承認が得られたと勝利宣言をした。マドゥロ政権に批判的な米国は追加制裁を科す方針。ベネズエラの収入源である石油産業が経済制裁の影響を受ければ、同国の原油供給が滞るとの警戒感が強まった。(イメージ写真提供:123RF)