28日のドル/円は、月初来安値を更新するなど軟調な展開となった。米4-6月期雇用コスト指数の鈍化や北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験などが重しとなり、一時110.50円台まで下落して6月15日以来の安値を付けた。

 米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げに対する不透明感やトランプ米大統領の経済政策実施に対する懐疑的な見方がドルの重しとなっており、ドル/円は本日も上値の重い展開が見込まれる。日足一目均衡表の雲下限(110.410円)を下抜けると110円ちょうどの心理的節目を試す流れになるだろう。

 もっとも、28日のNY市場では北朝鮮のミサイル発射などにもかかわらずNYダウ平均が史上最高値を更新しており、投資家のリスクテイク志向が弱まる様子は見られない。本日も世界的な株高基調が続くようなら、円安主導で日足一目均衡表の雲上限(111.248円)前後まで反発する余地はありそうだ。

 本日の予想レンジ:110.000-111.200円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)