本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が発表する声明が最大の注目点だ。ドル/円相場は24日に110.60円台まで下落したものの、今朝方には一時112.00円台へ反発するなど、FOMCを控えて上下双方向に「調整」を済ませている。

 FOMCでは追加利上げは見送りの公算が大きく、今回はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も行われない。とはいえ、追加利上げやバランスシート縮小に着手する時期などをめぐり、声明への注目度は非常に高い。声明文中のインフレ見通しの部分が下方修正と受け止められる表現に変更されれば、ドル売りが再燃する可能性もある。なお、6月声明では「インフレ率は短期的には引き続き2%をやや下回るが、中期的には委員会の目標である2%近辺で安定すると予測している」としていた。今回、この見通しが上方修正される事は考えにくいが、ほぼ踏襲されるようなら、年内の追加利上げやバランスシート縮小開始の方針にも変わりなしと受け止められるかもしれない。

 いずれにしても、声明文の解釈というコンセンサスの形成が困難な材料がメインの手掛りとなるため、市場のリアクションを予測するのも困難だ。声明が何を伝えたかよりも、市場がどう受け止めたかのほうが肝心という事になるだろう。ドル/円は「調整」を済ませて動きが軽くなっていると考えられるため、上下双方向への備えが必要であろう。

(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)