アスカネット <2438> (東マ)は遺影写真加工関連や写真集制作関連を主力としている。18年4月期はエアリアルイメージング(AI)事業の展示会出展費用や量産化技術開発費の増加などで微減益予想だが、保守的な印象が強い。AI量産化に向けた期待は強く、人工知能搭載ソーシャルロボット「unibo」関連としても注目される。株価は調整一巡して反発が期待される。
 
■写真加工関連を主力として新規事業AIも育成
 
 葬儀社・写真館向け遺影写真合成・加工関連のメモリアルデザインサービス(MDS)事業、写真館・コンシューマー向けオリジナル写真集制作関連のパーソナルパブリッシングサービス(PPS)事業を主力としている。MDS事業は葬儀関連、PPS事業はウエディング・卒業・入学イベント関連などが主力市場であり、景気変動の影響を受けにくい安定収益源である。
 
 空中結像技術を用いた新規事業のエアリアルイメージング(AI)事業も推進している。AIプレートだけで空中ディスプレイが可能となるシンプルな構造を特色として、サイネージ、車載、医療、操作パネル、飲食、アミューズメントなど、多方面の業界・業種から注目されている。基本技術を確立し、試作品の販売を進めながら、低コストと大量生産を可能にする本格量産技術(ファブレス形態で製造して自社ブランドで販売)の確立に取り組んでいる。
 
 また17年2月には、人工知能搭載ソーシャルロボット「unibo」を開発・製造・販売するユニロボットに出資して資本業務提携した。
 
■18年4月期はAI事業の費用増加で微減益予想
 
 今期(18年4月期)の非連結業績予想(6月9日公表)は売上高が前期(17年4月期)比4.7%増の56億96百万円、営業利益が同3.7%減の7億71百万円、経常利益が同3.6%減の7億76百万円、純利益が同5.5%減の5億41百万円としている。
 
 売上面では3事業とも増収見込みだが、利益面ではAI事業における展示会出展費用や量産化技術開発費の増加、PPS事業における生産設備および人員の増強などで微減益予想としている。ただし保守的な印象が強い。
 
■株価は調整一巡して反発期待
 
 株価は3月の年初来高値2514円から反落して調整局面だが、1800円近辺で下げ渋る形となって調整一巡感を強めている。
 
 7月25日の終値1797円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS32円31銭で算出)は56倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.6%近辺、前期実績PBR(前期実績BPS274円56銭で算出)は6.5倍近辺である。時価総額は約314億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが大きく下押す動きは見られない。調整一巡して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)