朝日ラバー <5162> (JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期減益予想だが、自動車関連製品が好調に推移して上振れ余地がありそうだ。株価は調整一巡して反発展開が期待される。なお8月7日に第1四半期決算発表を予定している。
 
■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力
 
 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。
 
 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 
 第12次三カ年中期経営計画「V-2計画」では、経営目標値に20年3月期売上高70~80億円、営業利益率8%以上を掲げている。事業分野別売上高は、車載・照明(自動車内装照明用「ASA COLOR LED」、透明部材、販社材料)30~35億円、医療・ライフサイエンス(採血用・薬液混注用ゴム栓、プレフィルドシリンジ用ガスケット、マイクロ流体デバイス)13~15億円、その他(RFIDタグ用ゴム製品、自動車向けスイッチ用ラバー、卓球ラケット用ラバー)27~30億円としている。
 
■18年3月期減益予想だが上振れ余地
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比4.6%増の68億09百万円、営業利益が同2.7%減の4億63百万円、経常利益が同10.7%減の4億38百万円、純利益が同10.1%減の3億07百万円としている。
 
 自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、RFIDタグ用ゴム製品も増加して増収だが、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加で減益予想としている。ただし保守的な印象が強く、上振れ余地がありそうだ。
 
■株価は調整一巡して反発期待
 
 株価は上値の重い展開だが大きく下押す動きも見られない。そして調整一巡感を強めている。
 
 7月21日の終値892円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS68円28銭で算出)は13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS880円48銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約41億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、調整一巡して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)