カナダドル/円は、高値圏でもみ合いが続いている。先週12日に、カナダ中銀(BOC)が利上げを発表すると89.32円前後まで上昇して約1年7カ月ぶりの高値を付けたが、その後も大きく調整することなく89円前後の高値圏を維持している。本日発表される加6月消費者物価指数が高い伸びを示せば、追加利上げ期待が高まり、12日高値を更新する可能性もあろう。もっとも、現状では市場が織り込む次回(9月6日)BOC理事会での利上げ確率は25%前後となっており、やや意外に感じるほど低い。消費者物価指数の前年比の伸び率がインフレ目標(1~3%)の下限に近い事から、市場はBOCが連続利上げに踏み切る可能性は低いと見ているようだ。なお、今回の6月消費者物価指数も、前年比+1.1%と前月(+1.3%)から減速すると見られている。追加利上げ期待を高めて、カナダドル/円が高値を更新するためのハードルはかなり高いといわざるを得ないようだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)