マーケットエンタープライズ <3135> (東マ)はネット型リユース事業を展開し、中期成長に向けて新サービスによる事業ドメイン拡大戦略も推進している。17年6月期(連結決算に移行)は先行投資負担で実質大幅減益予想だが、18年6月期は収益改善が期待される。株価は安値圏モミ合いから上放れの動きを強めている。基調転換して出直り展開が期待される。
 
■インターネットに特化してリユース品買取・販売事業を展開
 
 インターネットに特化してリユース(再利用)品を買取・販売するネット型リユース事業を展開している。販売の実店舗を持たずに、EC(電子商取引)によってリユース品の売買を行うサービスである。ITとリアルを融合させて仕入・販売ともマルチチャネル対応で全国的な仕入・販売網を構築していることが強みだ。
 
 中期成長戦略では収益基盤強化を目指し、事業拠点拡大の水平展開、取扱商品拡大の垂直展開、そして新サービス構築による事業ドメイン拡大戦略を推進している。
 
 収益面の特性としては、転居に伴う商品の買い替えや新規購入などのニーズが高まり、買取依頼・販売が集中する春季の引越しシーズンにあたる第4四半期(4月~6月)の構成比が高くなる一方で、第1四半期(7月~9月)は売上高が減少して営業損益が低水準となりやすい傾向がある。
 
■17年6月期は大幅減益予想、18年6月期の収益改善期待
 
 前期(17年6月期、連結決算に移行)の連結業績予想は、売上高が59億70百万円、営業利益が5百万円、経常利益が17百万円、純利益が6百万円としている。前々期(16年6月期)非連結業績との比較で見ると22.7%増収、94.8%営業減益、81.8%経常減益、87.9%最終減益となる。
 
 リユース市場・EC市場が拡大基調で実質大幅増収予想だが、先行投資負担で実質大幅減益予想である。MEモバイルのMVNO事業立ち上げ初期投資として、高性能スマホ・タブレット端末を低価格で販売しているため、グループ全体として売上総利益率の低い商材販売シェアが上昇する。今期(18年6月期)は収益改善が期待される。
 
■株価は安値圏モミ合いから上放れ、基調転換して出直り期待
 
 株価の動きを見ると、安値圏500円台でのモミ合いから上放れて出直りの動きを強めている。
 
 7月20日の終値628円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS1円18銭で算出)は532倍近辺、前々期実績PBR(前々期実績のBPS183円87銭で算出)は3.4倍近辺である。時価総額は約32億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線が緩やかに上向きに転じてサポートラインとなりそうだ。基調転換して出直り展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)