エイジア <2352> (東2)はメール配信システムの大手である。eコマース分野を強化し、AI(人工知能)を活用した新サービス開発も推進している。18年3月期増収増益・増配予想である。株価は調整一巡して戻りを試す展開が期待される。
 
■メール配信などe-CRMシステム「WEBCAS」シリーズが主力
 
 自社開発e-CRMシステムのWEBCASシリーズを提供するアプリケーション事業を主力として、システム受託開発なども展開している。
 
 01年発売開始したメール配信システム「WEBCAS e-mail」は国内メール配信パッケージ市場でシェア1位である。WEBCASシリーズはメール配信システム「WEBCAS e-mail」を中心とするe-CRMアプリケーションシリーズで、16年8月導入企業が3000社を突破した。
 
 またマーケティングオートメーション「WEBCAS Auto Relations」や、人工知能アルゴリズムを駆使した感性分析型テキストマイニングシステム「WEBCAS Sense Analyzer」も発売している。今後の開発戦略としては、チャネルの複数化・多様化、定性分析による顧客セグメント化、人工知能「将来予測エンジン」搭載、IOT技術を活用したビッグデータ対応などを計画している。
 
 新中期経営計画では目標値として20年3月期売上高18億70百万円、営業利益5億02百万円、経常利益5億05百万円、純利益3億25百万円を掲げている。
 
■18年3月期増収増益・増配予想
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月10日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比8.6%増の14億45百万円、営業利益が同10.8%増の3億18百万円、経常利益が同10.0%増の3億21百万円、純利益が同17.6%増の2億08百万円としている。
 
 クラウドサービスを中心にアプリケーション事業が好調に推移して増収増益・増配予想である。配当予想は年間15円50銭(期末一括)としている。17年4月1日付株式2分割を考慮して、前期の年間25円を12円50銭に換算すると実質的に3円増配となる。予想配当性向は30.4%となる。
 
■株価は調整一巡して戻り試す
 
 株価の動き(17年4月1日付で株式2分割)を見ると6月の戻り高値圏1200円台から反落したが、大きく下押す動きは見られず調整一巡感を強めている。
 
 7月19日の終値1124円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS51円04銭で算出)は22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円50銭で算出)は1.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS294円48銭で算出)は3.8倍近辺である。時価総額は約51億円である。
 
 週足チャートで見ると26移動平均線がサポートラインの形だ。調整が一巡し、好業績を見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)