昨日のドル/円は、一時3週間ぶりの安値となる111.60円台まで続落するなど軟調に推移。米上院でヘルスケア(オバマケア代替)法案の可決が困難となり、トランプ政権の政策遂行能力に対する不信感が広がった。米政治情勢の混迷は今に始まった事ではないが、米経済が減速気味との見方と相まってドルが全面的に下落している。

 こうした流れを覆す材料は目先的に見当たらず、ドル/円は本日も上値の重い展開が続きそうだ。ただ、チャート上には底入れの兆しも見出せる。昨日は安値を付けた後に切り返して200日移動平均線を回復。その安値は、ほぼ6-7月の上げ幅の半値押し(111.639円)という象徴的な水準だ。本日も、200日移動平均線(執筆時111.827円)でサポートされるようなら底入れ完了との見方に繋がる可能性もあろう。

 本日の予想レンジ:111.600-112.800円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)