翻訳センター <2483> (JQ)は日本最大規模の言語サービス会社である。専門性の高い企業向け翻訳サービスを主力として、通訳や国際会議運営なども展開している。需要が高水準で18年3月期も増収増益・連続増配予想である。株価は調整一巡感を強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。なお8月8日に第1四半期決算発表を予定している。
 
■企業向け翻訳サービスを主力として通訳や国際会議運営なども展開
 
 特許・医薬・工業・法務・金融分野など専門性の高い企業向け翻訳サービスを主力として、派遣、通訳、語学教育、コンベンションなどに業容を拡大している。総合的言語ソリューション提供を目指してアライアンスも活用している。なお収益面では下期の構成比が高くなる傾向があるとしている。
 
 翻訳事業は専門性の高い産業翻訳に特化している。グループ全体で約6300名の登録者を確保し、対応可能言語は約75言語と国内最大規模である。また取引社数は約4400社、年間受注件数は約6万4000件に達している。翻訳サービスの需要は、企業のグローバル展開も背景として知的財産権関連、新薬開発関連、新製品開発関連、海外展開関連、IR・ディスクロージャー関連を中心に拡大基調である。
 
 第3次中期経営計画では、目標数値として18年3月期売上高110億円、営業利益7億50百万円、純利益4億50百万円、ROE10%以上を掲げている。また営業利益率については中期的に8%を目指すとしている。
 
■18年3月期も増収増益・連続増配予想
 
 今期(18年3月期)連結業績予想(5月11日公表)は売上高が前期(17年3月期)比0.7%増の103億円、営業利益が同7.5%増の7億50百万円、経常利益が同7.2%増の7億50百万円、純利益が同17.0%増の5億20百万円としている。
 
 コンベンション事業は前期に大型案件が集中した反動で減少するが、主力の翻訳事業の好調が牽引して増収増益予想である。配当予想は同3円増配の年間58円(期末一括)としている。4期連続増配で予想配当性向は18.7%となる。
 
■株価は調整一巡感
 
 株価の動きを見ると、やや上値の重い展開だが、6月28日には年初来高値となる3870円まで上伸して調整一巡感を強めている。
 
 7月14日の終値3750円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS308円69銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間58円で算出)は1.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2064円69銭で算出)は1.8倍近辺である。なお時価総額は約63億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。また13週移動平均線が上向きに転じてきた。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)