京写 <6837> (JQ)はプリント配線板の大手メーカーである。新規取引拡大や内製拡大などで18年3月期大幅営業増益予想である。LED照明関連市場の拡大も追い風として中期成長が期待される。株価は年初来高値更新の展開だ。指標面には依然として割安感があり、上値を試す展開が期待される。なお7月28日に第1四半期決算発表を予定している。
 
■プリント配線板の大手メーカー
 
 プリント配線板の大手メーカーである。世界最大の生産能力を誇る片面プリント配線板、および両面プリント配線板を柱として、実装治具関連事業も展開している。プリント配線板は防塵対策基板、高熱伝導・放熱基板、ファイン回路片面基板などに技術的な強みを持ち、生産は国内、中国、インドネシアに拠点展開している。
 
 幅広い用途と顧客層(国内1000口座、海外300口座)を獲得し、LED照明関連の市場拡大も背景として、製品サイクルの長い自動車関連や家電関連を強化している。収益面では自動車や家電などの生産動向の影響を受けやすいが、いずれもLED照明関連の市場拡大が追い風である。
 
 新中期経営計画では目標数値として、21年3月期の売上高280億円(片面配線板105億円、両面配線板145億円、治具20億円、実装10億円)、営業利益17億円(営業利益率6.0%)を掲げている。株主還元については配当性向20%を目標とする。
 
■18年3月期大幅営業増益予想
 
 今期(18年3月期)連結業績予想(4月28日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比8.3%増の210億円、営業利益が同21.3%増の8億50百万円、経常利益が同13.0%増の8億円、純利益が同0.9%減の5億50百万円としている。
 
 韓国LGエレクトロニクスとの取引拡大に加えて、生産体制の効率化や新製品の開発などの施策を積極推進する。売上面では自動車関連や家電関連が引き続き好調に推移し、片面配線板の需要回復に伴う内製稼働率の上昇、海外工場における合理化効果なども寄与して大幅営業増益予想である。配当予想は前期と同額の年間8円(期末一括)としている。予想配当性向は20.8%となる。
 
■株価は年初来高値更新の展開、指標面に依然として割安感
 
 株価の動きを見ると年初来高値更新の展開で7月6日には600円まで上伸した。15年10月以来の高値水準だ。その後一旦反落したが自律調整の範囲だろう。
 
 7月13日の終値549円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS38円38銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は1.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS446円91銭で算出)は1.2倍近辺である。時価総額は約80億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線、26週移動平均線に続いて52週移動平均線も上向きに転じた。基調転換を確認した形だ。がサポートラインだ。指標面には依然として割安感があり、上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)