昨日のドル/円は113円割れで下げ渋る展開。一時112.80円台まで下落する場面もあったが、米長期金利の持ち直しに支えられて小幅高で終えた。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けた金融市場の騒乱は一服した格好だが、本日は米6月消費者物価指数(CPI、21:30)の発表が予定されており、その結果次第では再び市場が大きく揺れる可能性がある。
 イエレン議長は証言の中で、足元のインフレ鈍化は一時的としながらも、低インフレが続けば利上げ余地は限られるとの認識を示した。CPIが市場予想(前月比+0.1%、前年比+1.7%、コア前年比+1.7%)を下回れば追加利上げへの期待が一段と萎む可能性もある。
 そのほか、本日は同時刻に米6月小売売上高も発表される。こちらも米個人消費にかかわる重要統計であり注目度は高い。統計後の米債市場や米株式市場の反応にも留意したい。
本日の予想レンジ:112.600-114.000円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)