サンコーテクノ <3435> (東2)は、建設用あと施工アンカーの最大手で、センサー関連商材の測定器も展開している。18年3月期増収増益・3期連続増配予想である。株価は水準を切り上げて年初来高値を更新した。指標面の割安感も見直して上値を試す展開が期待される。なお8月9日に第1四半期決算発表を予定している。
 
■ファスニング事業と機能材事業を展開
 
 ファスニング事業(あと施工アンカーやドリルビットの開発・製造・販売、太陽光関連・土木建築関連の工事管理など)と、機能材事業(電動油圧工具関連、FRPシート関連、車両の表示板などの電子プリント基板関連、各種測定器関連の製造・販売など)を展開している。あと施工アンカーの最大手である。
 
 新中期経営ビジョンでは、経営目標数値に売上高成長率5.0%以上、営業利益率8.0%以上、新製品売上高構成比30%、ROA8.0%以上を掲げている。
 建設現場では現場作業の省力化・機械化ニーズの高まりや非熟練作業者の増加が予想され、現場での使いやすさを高めた施工ツール、あと基礎アンカー、アンカー打込機、紫外線硬化FRPシートといった製品の需要増が期待される。新製品や高付加価値製品の拡販も寄与して収益拡大が期待される。
 
■18年3月期は増収増益・3期連続増配予想

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は売上高が前期(17年3月期)比5.2%増の163億円、営業利益が同6.7%増の12億円、経常利益が同6.3%増の11億90百万円、純利益が同1.1%増の8億円としている。営業強化などの施策で増収増益予想である。配当予想は同2円増配の年間22円(期末一括)としている。連続増配で予想配当性向は22.4%となる。
 
 セグメント別計画は、ファスニング事業の売上高が同5.3%増の124億93百万円で営業利益(連結調整前)が同6.4%増の16億45百万円、機能材事業の売上高が同4.6%増の38億06百万円で営業利益が同6.8%増の4億74百万円としている。海外展開も強化し、海外売上高は同12.6%増の10億円を目標としている。
 
■株価は水準切り上げて年初来高値更新
 
 株価の動きを見ると、800円~850円近辺での短期モミ合いから上放れ、水準を切り上げて年初来高値を更新した。7月10日には935円まで上伸した。
 
 7月11日の終値930円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS98円30銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.4%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1302円42銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約81億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。指標面の割安感も見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)