立花エレテック <8159> は産業用機器・電子部品などを扱う技術商社である。18年3月期連結業績は横ばい予想だが上振れ余地がありそうだ。また連続増配で18年3月期末から株主優待制度を導入する。株価は戻り高値圏だ。指標面の割安感も見直して上値を試す展開が期待される。
 
■産業用機器・電子部品を扱う技術商社
 
 産業用機器・電子部品などを扱う技術商社である。仕入先は三菱電機 <6503> および三菱電機グループが合計で約7割を占めている。海外は子会社8社合計14拠点で中国および東南アジアに展開している。
 
 技術商社の強みを活かして海外ビジネスの拡大、グループシナジーの追求、事業領域の拡大、営業力強化と体質改善を推進している。
 
 16年3月期を初年度とする6ヶ年中長期経営計画「C.C.J2200」では、2021年の創立100周年を見据えて確固たる基盤を持った電機・電子の一大技術商社を目指し、目標数値に21年3月期の連結売上高2200億円(単体1400億円、国内子会社460億円、海外子会社440億円、消去100億円)、連結営業利益75億円を掲げている。
 
■18年3月期横ばい予想だが保守的な印象
 
 今期(18年3月期)連結業績予想(5月12日公表)は売上高が前期(17年3月期)比3.0%増の1650億円、営業利益が同0.5%増の52億円、経常利益が同1.1%増の54億円、純利益が同5.0%減の37億円としている。売上高、利益ともほぼ横ばい予想だが、保守的な印象も強く上振れ余地があるだろう。
 
 配当予想は同4円増配の年間32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。なお株主優待制度を18年3月期末から実施する。毎年3月31日現在の100株(1単元)以上保有株主を対象として、継続保有期間および保有株式数に応じてクオカードを贈呈する。
 
■株価は戻り高値圏、割安感も見直し
 
 株価の動きを見ると、戻り高値圏1500円台で堅調に推移し、5月の年初来高値1581円に接近している。
 
 7月10日の終値1524円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS146円60銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間32円で算出)は2.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2361円12銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約397億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。指標面の割安感も見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)