本日は、米6月雇用統計が発表される(21:30)。市場予想の中央値は、非農業部門雇用者数+17.8万人、失業率4.3%、平均時給前月比+0.3%、同前年比+2.6%となっている。米連邦準備制度理事会(FRB)内でも見方が分かれているインフレ見通しへの影響という観点からは、平均時給の伸びが注目される。

 この米6月雇用統計が本日のメインイベントである事は間違いないが、東京市場では日銀の動きがドル/円相場の変動要因になる可能性もある。昨日、本邦10年債利回りが一時2月以来の0.10%に上昇しており、10年債利回りの誘導目標を0.0%付近とする日銀の対応が注目されている。

 長期ゾーンの買入れ増額や指値オペなどで長期金利の上昇を容認しない姿勢を示せば、他の先進国の中銀が軒並みタカ派化したように見える中、日銀のハト派姿勢が際立つ事になり、円安が進みやすくなろう。反対に、長期金利の上昇抑制に向けた姿勢が弱いと受け止められると円高に振れる可能性もある。日銀の金融調節(オペレーション)通知時刻(10:10、14:00)の前後は注意が必要だろう。

 本日の予想レンジ:112.300-114.200円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)