先月以降米国のみならず、ユーロ圏や英国、カナダの中央銀行がタカ派色を帯びる中、豪準備銀行(RBA)についてもタカ派化観測が浮上。しかし、本日のRBA理事会声明は前月と変わらない内容であったため、豪ドル/円は発表前の水準から1円超下落して一時85.80円台まで値を下げた。また、足元で主要国の株高により「リスク・オン」の流れとなっていたが、本日朝に行った北朝鮮のミサイル実験について、北朝鮮が「大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験は成功」「世界のどこにでも到達できるミサイル技術を獲得」などと声明を発表しており、東アジアを中心として地政学的リスクが高まっている事も、重石となった。

 これら複数の材料により、約1カ月続いた豪ドル/円の上昇トレンドが終了する可能性がある。現時点での本日安値を更新するようならば、先月6日安値(81.790円)と22日安値(83.721円)を結ぶサポートライン(本日は85.008円。約16.1銭/日のスピードで上昇)に向けた一段安もあるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)