ドル/円相場は昨日のNY市場序盤に112.90円台まで上昇したがその後は失速。本日の東京市場では一時111.70円台へと反落する場面もあった。ここ数日、世界的な長期金利上昇の流れに取り残された感のある日本円が独歩安となっていたが、昨日の欧米株価の反落がきっかけとなり、円安にひとまず修正が入った格好だ。そうした中、ドル/円が日足一目均衡表の雲上限(111.811円)を終値で上回れるかが本日の焦点のひとつだろう。この水準で踏み止まるようなら、来週以降も上向きの流れが継続しやすいと見る。

 本日の欧米市場では、昨日下落した株式市場の動向に加え、米経済指標の結果もカギとなりそうだ。中でも米個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレデータであり、FRBが「利上げはデータ次第」としているだけに注目が集まろう。なお、イエレンFRB議長は今月14日の会見で、最近のインフレ指標の鈍化は、携帯電話や薬価などの「一時的な要因」によるものとの認識を示し、重視しない考えを示している。
(執筆:外為どっとコム  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)