今月12日のウィルキンス加中銀(BOC)副総裁を始めとしてBOC要人からタカ派的発言が相次ぐ中、28日にポロズ総裁とパターソン副総裁が「2年前の利下げにより原油価格の下落の影響をやり過ごすことができた」とし、「カナダ経済は最悪期を脱した」と指摘したことで、来月12日のBOC理事会での利上げ観測が急速に高まっている。金利先物市場では、来月の利上げ確率は27日の38%から68%に急上昇している。カナダ/円は一連の動きに添う形で堅調に推移すると、28日に2月以来約4ヶ月ぶり高値となる86.323円まで上昇して、昨年12月高値(88.916円)と今年1月高値(88.650円)を結ぶレジスタンスラインに迫った。こうした中、昨日の上伸を阻んだレジスタンスライン(本日は86.605円)を突破するようならば、昨年12月高値まで上値余地が拡大するだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)