昨日のドル/円は、112円台を回復して月初来高値を更新した。ドラギ欧州中銀(ECB)総裁の発言(デフレ圧力はリフレに変わった)をきっかけに欧州債利回りが上昇すると、つれて米債利回りも上昇。こうした中、為替市場では低金利の円が下落圧力を一身に受ける格好となり、ドル/円は一時5月17日以来の高値となる112.40円台まで上値を伸ばした。このところ、一部で話題になっている「円キャリートレード」の復活とも符合する動きと言えよう。

 チャート面では、114円台まで抵抗らしい抵抗が見当たらない事もあって上方向への視界が広がっている。本日も欧米長期金利の上昇が続けば、113円台を覗う動きに発展してもおかしくないだろう。ただ昨日は、米長期金利の上昇に加え、米上院共和党がヘルスケア法案の採決延期を発表した事などから米国株が下落しており、本日のアジア株や欧州株への影響が気になるところではあろう。

 本日の予想レンジ:111.600-113.000円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)