足元のユーロ/ドル相場は、1.12ドル台に上昇するも上値が重く、終値で20日線を超えられない展開が続いている。今月8日の欧州中銀(ECB)理事会で早期の緩和縮小に消極的な見方が示された事や、前週23日に発表されたユーロ圏6月(製造業とサービス業を合わせた)総合PMI・速報が予想外に低下した事などが、重石となっているようだ。

 昨日もドラギECB総裁が「ECBの超低金利は雇用を創出し、成長を後押しして借り手にメリットをもたらし、最終的に格差を緩和している」と発言するなど、早期のテーパリング(資産買い入れの段階的縮小)観測を打ち消しており、足元での上値の重いムードを払拭するのは容易ではなさそうだ。昨日から本日の東京市場にかけて下押し目処となった6日移動平均線(執筆時1.11713ドル)を割るようならば、ボリンジャーバンド-2シグマ(同、1.11180ドル)に向けた一段安もあるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)