ドル円は材料不足もあり小動き。値幅もわずか18銭程度と、111円台前半で停滞。ユーロドルも小動きであったが再び1.12を挟む展開に。高値は1.1209までユーロが買われる。株式市場はまちまち、ダウは小幅ながら4日続落。一方ナスダックは18ポイント上昇。債券市場も材料不足から動きにくい展開。長期金利はやや低下し、2.14%台で越週。金は7ドル上昇し1256ドル台で引ける。下落傾向が続いている原油価格は43セント反発。

5月新築住宅販売件数 → 61.0万件

ドル/円111.16~ 111.34

ユーロ/ドル1.1170~ 1.1209

ユーロ/円124.27~ 124.70

NYダウ  -2.53 → 21,394.76

GOLD  +7.00 →1,256.40ドル 

WTI  +0.43 → 43.17ドル  

米10年国債  -0.005 → 2.142%


本日の注目イベント

独   独6月ifo景況感指数
米   5月耐久財受注
米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演

 先週末のNY市場ではドル円はほとんど値動きがなく、値幅もわずか18銭にとどまっています。材料不足が背景ですが、金利も大きく動かず取引量も減っているようです。5月の新築住宅販売件数が市場予想を上回る61万件と、上振れしたもののこちらへの反応も限定的でした。

 この日は地区連銀総裁の講演もありましたが、こちらも新鮮味がなかったこともあり、材料にはなっていません。セントルイス連銀のブラート総裁は、バランスシートに関する9月の行動は十分あり得るが、当局は自らの選択肢を残しておくべきだと述べ、「4兆5000億ドル規模の保有資産の縮小中に利回りにかかる上向きの圧力はわずかなものにとどまると予想している」と語っています。(ブルームバーグ)

 またクリ-ブランド連銀のメスター総裁は「緩和策の一部を解除する時期だ」と述べ、年内の保有資産の縮小を支持する姿勢を見せました。メインシナリオでは、9月に今年3回目の利上げを実施し、12月のFOMCでバランスシートの縮小を決めるとするものですが、これも今後の経済データ次第であることはもちろんです。明日27日にはイエレン議長の講演も予定されています。バランスシートの縮小に関して、議長がどのような認識を示すのか注目されます。

 本日も引き続き材料に乏しく、大きな値動きは期待できません。ロシアゲート問題では依然として霧が晴れず、トランプ大統領と検察の間で混迷が続いています。トランプ氏は一連の疑惑について「魔女狩りだ」との非難を繰り返し、コミー前連邦捜査局(FBI)長官との会話を記録したテープの存在を巡る言葉の応酬になっています。この問題も簡単には白黒がつきそうもありません。

 「1時間足」チャートを見ても、雲は薄く細長い形を作っており、その雲に沿うようにローソク足も動いています。また同じ足のMACDを見ても、こちらも「ゼロの軸」に沿って流れています。どちらも値動きが少ないことを表していますが、だからと言って、この先も同じような動きになるとは限りません。予想レンジは110円80銭~111円80銭程度と見ますが、新たな材料が出て来ない限り、値幅はかなり狭いものになろうかと思います。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)