先週、カナダ中銀(BOC)の正副総裁が揃って金融緩和スタンスの撤回を表明。これを受けてカナダ/円は、今週20日に3カ月ぶり高値となる84.547円まで上昇した。その後一旦83円台前半に押し戻されたが、昨日はカナダ4月小売売上高が予想を上回る伸びを示した事で84円台を回復。本日のカナダ5月消費者物価指数(CPI)の結果が大いに注目される。こちらも予想以上の伸びを示せば、7月12日のBOC理事会に向けてカナダドルの上昇が加速しやすい流れとなりそうだ。なお、5月CPIは前年比+1.5%と4月の+1.6%から小幅に減速する見通しだが、食品・エネルギーを除いたコア指数は前年比+1.4%と4月の+1.3%から加速する見通しとなっている。足元で不安定な値動きが続く原油相場の動向もネックだが、それ次第では20日高値を更新して3月17日以来の85円台回復を視野に入れた動きに繋がる可能性もあるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)