本日、メキシコで金融政策が発表される。直近のインフレ率が8年超ぶりの高い伸びとなる6.16%と、中銀目標の中央値(3%)を大きく上回っている事などから、事前予想は0.25%利上げがコンセンサスとなっている。したがって、市場の関心は声明に集まっている。

 メキシコペソ/円は1月安値5.170円を基点としてほぼ一本調子で上昇トレンドが継続。今月20日に昨年4月以来の高値となる6.218円まで上昇している。

 今月公表された前回5月会合の議事録によると、利上げは全会一致であったが、利上げ打ち止めを巡り委員の意見が二分していた事が明らかとなった。今回の会合で一部メンバーが利上げに反対した場合や、利上げ打ち止めについての言及があった場合は、利益確定売りが強まる公算が大きいと見る。

 ただし、インフレ警戒姿勢が揺るがないようならば、利上げ期待が保たれる事となりそうだ。今後の利上げ見通しについて見方が分かれる中、直後の相場は神経質な展開が見込まれるが、中長期的には中銀のインフレに対するスタンスが重要になるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)