NZ中銀(RBNZ)は、明朝に政策金利を発表する。前回5月の声明でウィーラー総裁は、インフレ率が今後鈍化するとの見通しを示した上で「政策金利は予測可能な将来、1.75%にとどまる見込み」とした。先週発表されたNZ1-3月期国内総生産(GDP)が予想を下回る伸びにとどまった事もあって、政策金利は今回も1.75%に据え置かれる事が確実視されており、市場の関心はウィーラー総裁が発表する声明に集まっている。

 NZドル/米ドル相場は、総裁が低金利維持を表明した前回5月会合の直後に年初来安値となる0.68180ドルまで下落したが、その後はドル安の影響などから右肩上がりで反発。先週14日には2月に付けた年初来高値(0.73750ドル)に迫る0.73179ドルまで上昇する場面があった。

 ウィーラー総裁がインフレに対する慎重な見方を改める可能性は低い上に、こうした通貨高に対する警戒感を露にする可能性もある事を考慮すると、今回の会合も一時的にせよNZドルの下落を警戒すべきだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)