トランスジェニック <2342> が急反騰。13時06分現在、前日比100円(14.4%)ストップ高の797円買い気配で、170万株の買い越しとなっている。
  
 20日引け後に、公立大学法人 大阪市立大学 森 啓 特任教授らが開発したアルツハイマー病モデルマウスとしてのAPPマウスおよび野生型TAUトランスジェニックマウスについて、大阪市立大学および森 啓 特任教授とライセンス契約を締結したと発表。本契約により、同社は全世界においてアルツハイマー病モデルマウスの生産、および販売サービスの提供を開始するとしている。
 
 APPマウスは家族性アルツハイマー病患者から見出したアミロイドβ前駆体タンパク質(APP)の遺伝子変異をもつ、アミロイドβを導入したトランスジェニックマウス。体内でアミロイドβ(Aβ)オリゴマーが形成され、アルツハイマーに特徴的な加齢に伴った認知機能障害、シナプス欠損、ニューロン消失、TAU(中枢神経系に多量に存在し、脳内の神経軸索輸送に重要な働きを担う)の異常リン酸化などが認められる。
 
 さらに、APPマウスにヒト野生型TAUトランスジェニックマウスを交配すると、ヒトアルツハイマー病に特徴的な神経原線維変化も見られるようになり、症状の発症も早くなることが示されている。Aβオリゴマーによるアルツハイマー発症の病態と、それをターゲットとする治療法の研究、創薬研究への貢献が期待されるという。(イメージ写真提供:123RF)