6月19日のスポット金は大幅に下落、約1ヶ月ぶりの安値1トロイオンス=1242.90ドルで引けた。ニューヨーク連銀ダドリー総裁のタカ派発言や、米株式市場でダウ工業30種平均が史上最高値を更新したことを背景に、投資家心理が改善し、安全資産として金は売られた。外為市場でのドル高も金の重荷となった。ダドリー総裁は、米インフレ率が若干低いものの、雇用が改善し、賃金が上昇すればインフレ率も上がるだろうと発言。米連邦準備制度理事会(FRB)による緩やかな金融引き締めの継続は可能との認識が示された格好だ。19日時点のSPDRゴールド・シェアーズの金保有量は前日と変わらず853.68トンだった。

 WTI原油先物は下落、前日比0.44ドル安の1バレル=44.31ドルで取引を終えた。リビアと米国の生産増への警戒感が背景。リビアで国営石油会社の日産量が7月末までに100万バレルを超える見通しとなった。実現すれば「2013年以来の高水準」となる、目先の供給増への懸念が強まった。また、米国では石油掘削装置(リグ)の稼働数が前週末まで22週連続で増加したと伝わっている。(イメージ写真提供:123RF)