昨日のドル/円は、ドル高主導で111円目前まで反発するなど堅調に推移した。米経済指標に好結果が目立った事で米連邦公開市場委員会(FOMC)の引締めスタンスが改めて意識されたようだ。こうした中、本日は日銀の政策スタンスに注目が集まろう。先週には「日銀が異次元緩和の出口をめぐる議論について『時期尚早』としていた姿勢を改め、市場との対話を重視する方向に修正しつつある」とする大手通信社の観測報道によって円高に振れる場面があった。

 黒田総裁の会見(15:30~)における記者質問も「出口論」に集中すると見られるが、総裁が報道内容を肯定するようなら再び円高が進行しよう。ただ、先の報道は、ソースが不明瞭な点など信頼性には疑問符が付く内容だったと言わざるを得ない。異次元緩和を進めてきた総裁の口から出口に対する前向きな発言が出る可能性は極めて低いように思われる

 本日の予想レンジ:110.100-111.400円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)