ディップ <2379> は、前日13日に1円安の2397円と6営業日続落して引けた。全般相場の先行きが不透明化する相場環境下、同社株にも目先の利益を確定する売り物が続いた。ただ同社は、7月11日に今2月期の第1四半期(2017年3月~5月期、1Q)決算の発表を予定しており、これを前に今2018年2月通期業績の連続過去最高更新・増配を見直し、下値には好業績株買いも交錯した。前2017年2月期業績でも、1Q業績が高利益進捗率で着地し、それが昨年9月の前期業績の上方修正、増配の誘因となっただけに、連想を高めて注目度をアップさせている。
 
■テレビCMの好感度向上に営業拠点増床・新設効果、新入社員の早期戦力化もオン
 
 同社の今2018年2月期業績は、売り上げ380億円(前期比14.5%増)、営業利益105億円(同15.1%増)、経常利益105億100万円(同14.9%増)、純利益70億2300万円(同13.9%増)と連続の過去最高更新が予想されている。2017年4月の有効求人倍率が1.48倍と43年2カ月ぶりの高水準で推移し人手不足が慢性化し、求人需要がいっそう高まる労働市場環境下、求人広告サイトを運営するメディア事業で、アルバイトの求人情報提供サービスの『バイトル』や派遣社員の求人情報提携サービスの『はたらこねっと』で前期に続きテレビCMなどの戦略的なプロモーションを展開、好感度が増して認知度向上とユーザー獲得につながっており、前期に3拠点を増床、2拠点を新設し全国34拠点体制とした営業力の強化や、今年4月に新規採用した304名の新入社員の早期戦力化などと相まって、業績の大幅続伸につながる。
 
 1Q業績は、前期に2ケタの増収増益で着地し、前期第2四半期(2016年3月~8月期、2Q)累計予想業績に対して約66%の高利益進捗率を示し、これが昨年9月の前期業績の上方修正と増配につながっており、今期も、7月11日予定の1Q決算発表が、クローズアップされることになる。なお、今期配当は、年間39円と前期実績の設立20周年の記念配当2円を含めた36円から普通配当で増配を予定している。
 
■25日線を出没するレンジ相場の下限から同業他社との割り負け修正に再発進
 
 株価は、今年2月末の配当権利落ち安値2258円から下げ過ぎ訂正で年初来高値2678円まで400円高し、その後は地政学リスクを懸念した全般波乱相場の波及で2157円まで下値を探って25日移動平均線までリバウンド、同移動線を出没する200円幅のレンジ相場を続けてきた。足元の株価は、このレンジ相場の下限でPERは18倍台と同業他社の22倍~28倍に比べて相対的に割り負け、また日柄的にも年初来高値から3カ月を経過して調整一巡感を強めており、レンジ下限から再発進し年初来高値を上抜き一段の上値チャレンジに進もう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)