シンシア <7782> (東マ)は、昨年12月16日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は創業以来、コンタクトレンズの中でも成長カテゴリーである、1日使い捨て、2週間交換、1か月交換タイプといった使い捨てコンタクトレンズに注力し、同社ブランド「L-CON」シリーズを中心として事業を展開している。中長期的な会社の経営戦略では、「生活必需品であるコンタクトレンズを全ての人にお求めやすい価格、販売経路でご提供する」という事業活動の基本方針のもと、コンタクトレンズの新たな販路開拓に積極的に取り組んでいる。商品開発力の強化、大手企業との連携による同社ブランド商品の知名度向上、アジア各国を中心に海外事業展開の強化を図っている。
 
 5月23日には立会外分売を実施すると発表。分売予定株式数は30万株、分売予定期間は6月7日から6月13日まで、分売値段は分売実施日前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する予定。同社は、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として市場第一部への市場変更を目指しており、その形式要件を満たすため、今回立会外分売を実施する。
 
 今2017年12月期第1四半期業績実績は、売上高11億0200万円、営業利益1億3700万円、経常利益1億8200万円、純利益1億2600万円に着地。カラーコンタクトレンズ市場の積極開拓、インターネット通販店やドラッグストアを介した新たな流通チャネル開拓への注力等の施策が寄与したほか、前期末に比べ米ドル為替相場が円高傾向で推移していることから、仕入原価が低減したため、収益性が改善している。
 
 今17年12月期業績予想は、売上高52億9100万円(前期比7.5%増)、営業利益2億8000万円(同51.5%減)、経常利益2億7000万円(同1.4%増)、純利益1億8600万円(同10.2%増)を見込んでいる。
 
 株価は、昨年12月30日の高値1636.7円から4月6日に上場来安値660円まで調整を挟んで5月17日高値930円と上昇。その後、モミ合いとなっている。東証一部への市場変更に対する期待感が底流にあるほか、若年女性向けプリントシール機市場を長年牽引してきたフリューとカラーコンタクトレンズ市場での競争力強化で業務提携契約を締結しており、事業拡大が見込める。足元で25日移動平均線がサポートラインとして意識されており、中長期的な視点で押し目買い妙味が膨らみそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)