昨日のドル/円は、110円台後半から111円台前半へと水準を切り上げる形で堅調に推移。米5月ADP全国雇用者数が予想を大幅に上回って伸びた事などからドルが買われた。先行指標であるADP全国雇用者数の好結果により、本日の米5月雇用統計(21:30)で、雇用者数の伸びが急減速してドルが下落するリスクは低下したと考えられる。ただ、最近の米雇用統計において市場の関心が最も高いのは雇用者数の伸びではなく賃金の伸び率だ。

 米6月利上げは9割がた確実ながらも年後半以降の利上げペースは不透明、という中にあって今回の雇用統計でも平均時給に注目が集まるだろう。なお、平均時給の市場予想は前月比+0.2%、前年比+2.6%となっている。これらを上回る事ができなければ、たとえ非農業部門雇用者数が予想(18.2万人増)を上回ってもドル上昇の持続性は限られそうだ。

 本日の予想レンジ:110.500-112.400円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)