ポンド/円は、本日の東京市場で一時141.70円台まで下落して4月25日以来の安値を付けた。英調査会社が6月8日の総選挙に絡む世論調査の結果とともに「メイ首相率いる保守党の議席数が現状の330議席から310議席程度まで落ち込み、過半数(326議席)を切る可能性がある」との見解を示した事がポンドの売り材料となった。前日にも、メイ首相が欧州連合(EU)離脱について「悪い合意なら合意しない方がましとこれまで述べてきた。(合意なしでも交渉から)立ち去る用意が必要」と発言した事が伝わりポンドが売られる場面があった。前倒し総選挙で支持基盤を強固にした上で、EUとの離脱交渉を有利に運ぶというメイ政権の目論見が崩れつつあるようにも見える。こうした中、ポンドには下落圧力がかかりやすくなりそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)