住友精化 <4008> が続伸。午前9時に前日比105円(2.1%)高の5050円まで買われている。
 
 30日引け後に、連結子会社「スミトモ セイカ ポリマーズ コリア(韓国)」における、高吸水性樹脂製造設備の増設を決めたと発表した。経済成長を背景に、一層の増加が見込まれるアジア地域における高吸水性樹脂の需要に対応するため。同子会社は16年に操業を開始したばかりだが、需要増に応え生産能力を年11.8万トンに倍増させる。稼働は18年12月を予定。ちなみに17年4月現在の年間生産能力は日本が21万トン、シンガポール7万トン、 韓国5.9万トン、フランス4.7万トンで合計38.6万トン。全体として能力が約15%増強されることになる。
 
 同社の17年3月期は、東南アジア、中国など新興国向けの伸びにより、主力の「吸水性樹脂セグメント」が好調に推移。連結営業利益は105億円(同42.4%増)と、3月30日に90億円から100億円に引き上げでいた従来予想を超過した。18年3月期は売上高1010億円(前期比2.2%増)、営業利益95.0億円(同9.9%減)と増収・減益予想だが、17年3月期4Q(17年1-3月)の営業利益が25.6億円(前年同期比95.9%増)と盛り上がりを見せていたこと、そしてこの韓国での設備増強計画を見るにつけ保守的な印象が強まる。(イメージ写真提供:123RF)