本日はNY市場終盤(日本時間27:00)に、5月2-3日に行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公開される。当時の声明は「雇用の伸びは堅調で、失業率はここ数カ月で低下した」「第1四半期の成長減速は一過性となる可能性が高い」などと楽観的なトーンであったが、6月利上げに関する明確な手掛りは示さなかった。本日の議事録で利上げの議論がどれほど高まっていたのか確認したい。

 また、声明には保有債券の再投資停止(バランスシート縮小)に関する言及は見られなかった。メンバーの発言などから、FOMC内でそうした議論がスタートしている事は間違いなさそうで、今回の議事録で進捗状況を確認したい。

 議事録で利上げやバランスシート縮小に前向きな姿勢が示されれば、米長期金利の上昇とともにドル高に振れる公算が大きい。もっとも、たとえそうした内容であっても、米政権のロシア関連疑惑が持ち上がる前の議論である点を割り引いて考える必要があろう。6月利上げの織り込み度合いが(多少低下したとはいえ)8割強という高水準にある事を考えても、ポジティブサプライズへのハードルはかなり高いと言わざるを得ない。ドル/円は、20日移動平均線や100日移動平均線が位置する112円台半ばがひとまず重くなりそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)