先週は、突如、為替(ドル)と株(アメリカ株)の急落が発生。安値は1ドル=110円で踏みとどまり、週末は111円台でした。波乱が起きたときは、基本に立ち返って、状況を客観的に確認しましょう。チャート分析の観点では、非常に短期的な独自チャートにおいては、火曜(16日)終値の時点で売りシグナル(円高シグナル)が点灯していることをブログでお伝えしました。水曜(17日)に急落する前に、下落シグナルが出ていたので、買いポジションを減らしたり、あるいは、売りポジションを構築できた方もおられると思います。その点は、良かったと思います。

 ただ、完全に円高トレンドに再び突入したかというと、まだ断言できるほどには至っておらず、今後、重要なポイントは110円台。もしも、今週、その重要な節目(110円台)を割り込むような展開になりますと、円高が再加速する可能性が高まると考えられます。その場合、まずは先月の安値、108円台へ円高が進むと思われます。まだ現時点で、これを言うのは早いかもしれませんが、中期的にはトランプ相場の起点105円前後の水準へ向かうリスクは今なお抱えた状態と考えられます。

 ユーロ米ドル相場については、先々週号(5月8日号)のなかで「短期的には最大1.11~1.12」と書きました。先週1.11台まで上がってきて、週末の終値で見事、1.12に到達! ひとまずターゲット到達ということで、これ以上は短期的には行き過ぎの領域になるのではと思われます。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)