近畿経済産業局は、東南部地方ドンナイ省人民委員会との間で、人材育成などを通じた「ものづくり拠点化モデル事業」を実施することで合意した。

  具体的には、日系企業と現地企業の結節点となるコーディネータ人材の育成および高等教育機関での日本型ものづくり人材育成プログラムを今年度に実施する。近畿経済産業局は、同事業を通じて、ベトナムにおける裾野産業の育成、また関西のものづくり企業のベトナム進出を支援していく。

  現地コーディネータ人材の育成では、ローカル企業と日系企業の裾野産業間の橋渡しを行うコーディネータを育成し、両国にメリットがある形でベトナムの裾野産業の強化を目指す。

  また、日本型ものづくり人材育成では、同省のラックホン大学およびドンナイ高度技術職業訓練短期大学において、日本型ものづくり講座(3S、安全コース)を指導できる教員の養成を行い、ベトナムにおけるものづくり人材の育成と日系企業への人材供給システムの構築を目指す。

  更に、ベトナム人材の活用支援として、留学生などの日本滞在や職業訓練経験を有するベトナム人材のコミュニティ活動を支援し、関西の中小ものづくり企業とベトナム人材の交流の機会を創出していく。

  なお、近畿経済産業局は2013年4月、ドンナイ省人民委員会との間で、関西とドンナイ省の経済発展の促進を目的として、裾野産業育成および産業人材育成に関する協力文書を締結。2015年5月に内容を見直した上で同文書を更新している。(情報提供:VERAC)