サウジアラビアのファリハ・エネルギー相とロシアのノバク・エネルギー相が共同声明で、協調減産を2018年3月まで延長する必要があるとの見解で一致したと発表。これを受けてNY原油先物が48ドル台後半へ急騰するとともにカナダドル/円は83.00円目前まで上昇している。来週(25日)のOPEC総会における減産延長はある程度織り込み済みとはいえ、来年3月までの9カ月間もの延長は、原油市場にとってややサプライズだったようだ。

 もっとも、OPEC中第2位の産油国であるイラクや第3位のイランは来年以降の増産を計画しているとされ、長期間の減産延長に合意が得られる保証はない。加えて、前週末に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した事で市場には地政学リスクへの警戒感がくすぶっている。足元の市場環境はカナダ/円が上値を伸ばしやすい地合いとは言えないだけに、欧米市場では原油の失速や株価の反落を警戒しておくべきだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)