ドル/円相場は、ゴールデンウイークを挟んで上昇基調を維持してきたが、ここにきて114円台前半が重くなってきた。このまま調整色を強めるのか、あるいは114.30円台の抵抗を突破して節目の115円乗せを視野に入れた動きになるのか、ドル/円相場はある意味での「ヤマ場」を迎えている。そのカギを握るのは米国の経済情勢だろう。昨日は、米百貨店各社の1-3月期既存店売上高が失望的な結果となり、個人消費の減速懸念に繋がった。これを受けてNYダウ平均株価が一時150ドル近く下落し、ドル/円も113円台半ばまで弱含む場面があった。そうした中、本日は米4月小売売上高が発表される。市場予想は前月比+0.6%と前回の-0.2%から急回復すると見られており、変動が大きい自動車を除いた売上高でも前月比+0.5%と比較的高い伸びが見込まれている。米国の国内総生産(GDP)の7割を占める個人消費に対する市場の不安を払拭できるか、本日の米4月小売売上高に市場の関心が集まっている。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)