ベトナム農業農村開発銀行(アグリバンク=Agribank)は、偽造キャッシュカードを使って現金自動預け払い機(ATM)から現金を引き出す犯罪が夜間に多発していることから、一部のATMで夜間の稼働時間を制限している。

  ベトナム国家銀行(中央銀行)はATMの稼働時間を24時間と規定しているが、アグリバンクの代表によると、この規定には例外があり、一部の地域のATMは稼働時間をATM設置場所と銀行のウェブサイトに明記すれば、稼働時間を制限することが許されているという。アグリバンクはこの条件を守り、実施前に中央銀行に伺いを立てたと説明している。

  ホーチミン市に本店を置く別の大規模銀行も、顧客の被害を減らす対策を検討中だ。ATMで1日に引き出せる現金は今も制限されているが、夜間の引き出し額を引き下げる、または夜間の引き出し回数を2回までに制限するといった方法が考えられている。

  ベトナムでは、ATMにスキミング機や小型カメラを取り付けて情報を抜き出し、偽造キャッシュカードを作って現金を引き出す犯罪が多発している。各銀行は、ATMを利用する前に不審なものが設置されていないかよく観察するよう呼び掛けている。(情報提供:VERAC)