NZ中銀(RBNZ)は明朝、政策金利を発表する(日本時間6時)。前回の3月理事会後に発表した声明で「相当の期間、緩和的政策を維持する」とした事もあって政策金利は過去最低水準の1.75%に据え置かれる公算が極めて大きいと見られている。ただ、1-3月期のインフレ率が2.2%に加速して5年半ぶりの高い伸びを示した事などから、市場にはRBNZの「次の一手」は利上げとの見方が増えており、その時期は来年2月が有力と見られている。NZのOIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)が織り込む利上げ確率は年内最後の11月会合で34.1%だが、来年の初会合となる2月では69.1%に上昇する。

 今回の声明とその後のウィーラー総裁会見(日本時間7時)では、利上げ時期に関するさらなる手掛り探しが行われる事になるだろう。その結果、利上げが11月に前倒しされるとの見方が50%以上に上昇すればNZドル高に振れる可能性が高い。一方で、インフレ率が物価目標(1-3%)の中央値を超えてきたにもかかわらず、RBNZの緩和姿勢に目立った変化がなければ、来年2月利上げの確率が低下してNZドル安に繋がりそうだ。

 なお明朝は、ウィーラーRBNZ総裁の議会証言(10時10分)も予定されている。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)